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姥神大神宮(江差町)参拝 2022-04-24

8月 17, 2023

姥神大神宮社殿

姥神大神宮は江差町市街中心部に鎮座する、北海道でもっとも古いといわれる神社の一つです。

渡島一宮、蝦夷国一宮、陸奥国松前一宮など、さまざまな呼ばれ方だけでも由緒ある神社であることがわかります。

このページでは、2022年4月24日に姥神大神宮を参拝した時の記録を記しています。

姥神大神宮 概要

住所〒043-0041
北海道桧山郡江差町字姥神町99-1
駐車場鳥居の右手に駐車場
社務所あり
電話0139-52-1900
例祭日8月5日
旧社格県社
所属北海道神社庁
摂社・末社多数につき別項で
公式サイトなし
創建不祥
社殿では建保4年(1216年)、他の伝承では文安4年(1447年)

正保元年(1644年)、津花町より現在地に移転。文化14年(1817年)に正一位、並びに大神宮号を勅許されました。

姥神大神宮 鎮座地マップ

姥神大神宮のご祭神

ご祭神
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
天児屋神(あめのこやねのかみ)
住吉大神(すみよしのおおかみ)

ご祭神の概略

天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)

日本神話の女神。太陽神。高天原の主宰神。皇室の祖先神。皇大神宮(伊勢神宮内宮)のご祭神。
表記:天照大神 天照大御神 など
別名:大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)など

天児屋命(あめのこやねのみこと)

日本神話の神であり、古代豪族中臣氏/藤原氏の祖神。天岩戸神話、天孫降臨神話など記紀神話の重要な場面で登場。春日神社の総本社春日大社のご祭神の一柱。
表記:天児屋根命など
別名:春日神など

住吉大神

日本神話の神。伊邪那岐命いざなぎのみことみそぎで生まれた底筒之男神そこつつのおのかみ中筒之男神なかつつのおのかみ上筒之男神うわつつのおのかみ 三神の総称。
神功皇后の三韓出征の際、神威を発揮した海の神。全国の住吉神社の総本社 住吉大社のご祭神。
表記:住吉三神など

北海道神社庁のホームページによるご祭神

北海道神社庁の姥神大神宮のページには、ご祭神として次の三柱の神が記されています。

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 住吉三柱大神(すみよしのみはしらおおかみ)
  • 春日大神(かすがのおおかみ)

天照大御神と住吉三柱大神については上に記したご祭神の概要通りでいいと思います。

春日大神については次の通りです。

春日大神(かすがのおおかみ)

日本神話に登場する次の四柱の神様の総称で春日大社のご祭神。
武甕槌神たけみかづちのかみ(鹿島神宮の祭神) ・経津主神ふつぬしのかみ(香取神宮の祭神) ・天児屋根神あめのこやねのかみ(中臣氏の氏上)・比売神ひめがみ(春日大社の場合は天児屋神の妻)

姥神大神宮のご由緒

手水舎の上に掲げられている由緒板からの引用です。

往古蝦夷地は霧深く冷気甚だしか
りし為五穀稔らざりし 時にこの
地に何れの地より来たりとも知ら
ぬ老姥草庵を結び神を祀り天変地
異を未然に知らしむ土民神の如く
敬い折居樣と称す ある夜神島
柴火燃えて草庵を照すにより老姥
島に渡り之を望めば白髪の老翁巖
上に座し瓶子を与えてこの瓶中に
水あり 之を海中にすれば青魚群
来せん 之を以て島人の衣食の資と
すべし吾汝と共に永く島人を護ら
んと告げ柴火と共に消え去りぬ
老姥土民を集めて教えの如くなせ
るに海水白色と変じ青魚船に充て
り 後土民老姥を尋ぬれど行方知
れず只老姥の草庵に御神像ありそ
のまま姥の神と尊信し祠を建てて
祀る 姥神の名この故に起る
れよりして本島に青魚群来し年を
追うて豊漁となり松前の海に白金
寄すると傅えられ越前加賀能登越
後方面より年々渡島するもの増加
し遂に本道開拓の基をなすに至れ
り 之一に本社の御神徳の然らし
むる所にして古より蝦夷一の宮と
も北海開祖神とも称せられ松前歴
世の藩主篤く尊崇す 正保元年津
花の地より現在地に遷宮す 後文
化十四年七月十一日 光格天皇上
卿唐橋大納言以下列座の下に当社
社職相模守藤枝政光を召せれ正一
位の位記を進めらる 同年神祗官
領より極位の神階並に勅宣大神宮
號勅額も進めらる 以上

赤字は管理人によるものです

神島:鴎島のこと
点:由緒板では略字で「占」の下に「大」の字になっています
「れによりして」:由緒板のまま記載しています。何かが消えてしまっているかもしれません。

写真でバーチャル参拝

鳥居をくぐり参道を歩き、手水舎で身を清め拝殿の前で参拝するまでの様子を、写真のスライドショーにまとめました。

全部見ると本当に参拝した気分になれるかも・・・😊

参拝日:2022年4月24日(日曜日)午後3時過ぎ

  • いにしえ街道沿いに建つ姥神大神宮
    いにしえ街道沿いに建つ姥神大神宮。鳥居の右側に3〜4台ほど駐車できます。
  • 姥神大神宮社号標
    社号標。後ろに「大正四年拾壱月大典記念」と刻まれています。県の旧字にも歴史を感じます。
  • 姥神大神宮鳥居
    石造りの明神鳥居。軽く一礼してくぐります。
  • 姥神大神宮拝殿
    思ったほど広くない境内の先に拝殿が見えます。
  • 姥神大神宮手水舎
    鳥居をくぐってすぐ右手には手水舎が。
  • 花手水
    花手水に心を癒やされました。(コロナ禍で)ひしゃくはありませんでした。
  • 手水舎の上に御由緒板
    手水舎の屋根に御由緒板が掲げられています。
  • 姥神大神宮拝殿
    一段高くなった境内に入母屋造りの社殿。その手前には狛犬さんが・・・
  • 拝殿の庇
    庇に掘られた竜の彫刻にも歴史と尊厳が感じ取れます。
  • 姥神大神宮社殿の扁額
    鈴はありませんでしたが・・・二礼二拍手一礼にて参拝します。

現在の社殿は天保8年(1837年)に建てられたものです。江戸幕府老中・水野忠邦が行った天保の改革の頃ですね・・・

姥神大神宮の境内摂社・末社

姥神大神宮の社殿の両側には摂社がいくつか鎮座しています。拝殿で参拝した後、続けてお参りしました。

社殿に向かって右側には「折居社」(奥側)「天満宮」(写真中央)が並んで建っています。

摂社 天満宮(左)と折居社

折居社・稲荷社

江差発展の基となった鰊漁法を伝授した「折居姥」の神霊を祀る社です。(姥神大神宮の由緒を参照ください)

安永3年(1774年)に現在地に遷座しました。

  • 折居社の鳥居
    小さいながらも立派な明神鳥居。
  • 折居社
    小さな祠ではありますが歴史の重みがヒシヒシと伝わってきます。
  • 折居社
    前に進み二礼二拍手一礼にて参拝します。
  • 竜の彫刻
    小さな祠にもかかわらず立派な竜の彫刻が彫られています。
  • 折居社社殿の扁額
    社殿上の扁額には「折居社」の他に「稲荷社」と書かれていました。

天満宮

安政3年(1856年)創設。

こちらには鳥居はありませんでしたが、ユニークな表情の狛犬が鎮座していました。

  • 姥神大神宮 摂社 天満宮
    姥神大神宮の摂社・天満宮。ご祭神は菅原道真公。
  • 天満宮
    扁額に何か書かれていたようですがかすれて読めませんでした。二礼二拍手一礼にて参拝。
  • 天満宮前の狛犬(吽形)
    天満宮前には狛犬さんがいました。左側には吽形。
  • 天満宮前の狛犬(阿形)
    右側には阿形で狛犬の並びとしてはノーマルですね。

海神社 風神社 金刀比羅神社

拝殿の前を通って社殿の左側進むともう一つお社が鎮座しています。

案内看板には「海神社」「風神社」「金刀比羅神社」と3つの名前が書かれています。

海神社・風神社のご祭神は大綿津見神おおわたつみのかみ

金刀比羅神社は明治維新で神仏判然令が出た後、正覚院というお寺さんから遷され海神社に合祀されたと案内板に書かれてありました。ご祭神は金毘羅大神です。

  • 海神社・風神社・金刀比羅神社
    木製の明神鳥居の向こうに大きな祠が鎮座。
  • 海神社・風神社・金刀比羅神社3社の祠
    案内看板によると海神社・風神社・金刀比羅神社の3社が合祀されているそう。
  • 3社の祠
    ここも二礼二拍手一礼にて参拝します。
  • 社殿の扁額
    社殿の上の扁額。真ん中に金刀比羅神社の名前があります。

最後の扁額で、「後から合祀された金刀比羅神社が真ん中に書かれているのはなぜ?」という疑問が残りましたが・・・

摂社の参拝も無事済ませることができました。

ギャラリー

境内の中を散策してみます。(広くないのであっという間に見終わりました)

狛犬

狛犬さんの並びは通常通りでした。

社殿の彫刻など

模型山車館

境内の右側奥には模型山車館があります。

北海道三大祭りの一つといわれる「姥神大神宮渡御祭」で巡幸する13基の山車のミニチュアが展示されています。

ちなみに姥神大神宮では「山車」は「だし」でなく「やま」というそうです。

社務所

社務所は境内の左手奥にあります。お守りや絵馬などのほか御朱印もいただけます。

姥神大神宮 御朱印情報

姥神大神宮の御朱印をいただくことができます。

手書きが基本ですが、不在などの時は書き置きになることもあるそうです。

手書きの時は見開きでいただくことになります(書き置きの場合は2枚)。

蝦夷一ノ宮・教宣正一位・北海開祖神、他では見ることができない文字が並んでいます。

姥神大神宮渡御祭について

北海道3大まつりのひとつといわれる「江差・姥神大神宮渡御祭」について

ニシン漁を終えた夏、豊漁に感謝を込めて始まったのが起源とされ、370年あまりの歴史と伝統を誇る行事です。神輿の後ろを京都祇園祭の流れをくむお囃子の調べに乗りながら、13台の山車(ヤマ)が供奉していきます。豪華絢爛の山車が一同に終結する姿は圧巻のひとことです。次々に山車が新地町繁華街に集まる最終日夜には、引き手と見物客が一体となり、祭りは最高潮に盛り上がります。

ウィキペディアから

例年以下のようなスケジュールで行われるそうです。

8月 9日 宵宮祭
8月10日 本祭 下町巡行
8月11日 本祭 上町巡行

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最後に

「姥神大神宮」の参拝記録でした。

「大神宮」という社号はほとんど聞いたことがありませんでしたが

伊勢の神宮から勧請されて創建された神社

に付けられる社号なんですね。

ようは神明神社や皇大神社などと同じ意味合いということになります。

神明神社系でありながら、鳥居が神明鳥居ではなく明神鳥居なのはなぜなのか?

という疑問が湧いたのですが、元々折居姥が祀られていた時代の名残なんだろうと、勝手に想像しています。

後になって神明社が合祀されたことと、摂社・折居社の鳥居が明神鳥居であることが理由ですが、正しいかどうかはわかりません。

知っている方がいれば、コメントお待ちしています・・・🙏