帆掛岩 義経伝説が残る尻羽岬の散策 2022-09-21

帆掛岩は釧路町の東端、厚岸湾の入口に突き出した尻羽岬の近くにある、てっぺんに鳥居が建っている小さな岩。
こんな所に誰が建てたのかはわかりませんが
鳥居が建つ珍しい岩を一目見たかった
ここを果たすため尻羽岬に向かいました。
ということで、神社ではありませんが番外編という事で帆掛岩を記事にすることにしました。
帆掛岩・尻羽岬マップ
尻羽岬への行き方
「北海道難読地名ロード」としても知られる道道142号線から、道道を離れて知方学地区の方へ進みます。
知方学小学校や知方学神社が近くにある変形の四叉路(五叉路か?)から「尻羽岬」の案内看板方向におよそ4Km、観光地化されていない割りに広い駐車場に着きます。
車はここまで。
尻羽岬へはここからおよそ20分ほど歩いた先になります。
ちなみにここまでの道は、道幅はそれなりに広いですが途中からダートになり、走りやすい道ではありません。
帆掛岩 尻羽岬までの道のりをスライドショーにしました
駐車場には難読地名の看板が立っていました。
義経伝説があるんですね・・・!
いろいろな場所で義経伝説を聞きますが、
この場所にもあったのは初めて知りました。
尻羽岬へは駐車場から20分ほど歩きます。
帆掛岩はその途中で見ることができます。
参拝日:2022年9月21日(水曜日)午前9時半頃出発
強風を覚悟していましたが、この日は以外と穏やかな風でした。
尻羽岬・帆掛岩にまつわる義経伝説とは
日高地方から船で逃げていた義経。途中、厚岸湾の沖合で猛吹雪に遭い、座礁してしまいます。
義経は船から飛び降りて崖をよじ登り石像にとなり、船は岩に変わり、これが帆掛岩になったと云われています。
帆掛岩ギャラリー
ギャラリーというほど沢山ありませんが、帆掛岩のアップ写真を何枚か
帆掛岩の手前側から
最初に見える角度から見ると、なんとなく船に見えてきますね・・・
帆掛岩を越えてから
尻羽岬に近い方から見下ろした帆掛岩。
波しぶきを受けてそそりたつ帆掛岩付近で運が良ければゼニガタアザラシを見ることができるそうですが・・・
こちら側から下をのぞくと断崖絶壁のほぼ真下を見ることができます。
万が一足をすべらすと命の保証はないでしょう。くれぐれもお気をつけください。
(行かれる方は自己責任で・・・)
ちなみに、この近くに弁慶の足跡という大穴もあるそうです。
波に隠れてめったに見られないようですが・・・
帆掛岩の鳥居は誰が建てた?
義経伝説もある帆掛岩ですが、いつ、誰がこの岩の上に鳥居を建てたのでしょうか?
明治の後期に建てられたそうですが、誰が何の目的で建てたのかはわからないそうです。
年月が経ち朽ち果ててしまったのですが、1978年に陸上自衛隊第27普通科連隊重迫中隊の協力で再建され、現在の鳥居は3代目とのこと。
それにしても、こんな場所によく建てました!
最後に
今回は、神社参拝の番外編として、鳥居が建つ岩「帆掛岩」と隠れた秘岬「尻羽岬」訪問の記録でした。
秘岬中の秘岬?尻羽岬
かなりの北海道ツウでも、この岬の名前を知っている人は少ないと思われます。
今回訪ねてみて「北海道三大秘岬」といわれる落石岬(根室市)、雄冬岬(石狩市)、地球岬(室蘭市)とは全く違った秘境感を感じることができました。
観光地化にはほど遠く、なんにもない尻羽岬は、三大秘岬を越える真の秘岬といっても過言ではありません。
尻羽岬への散策には強風に注意
この日はそれほど風を気にすることがなく、絶好の散策日和でした。
しかし、駐車場から先には木がほとんど生えていないことから、恒常的に強風が吹いていることが想像できました。
数少ない低木がまっすぐ立っていなかったことからもわかります。


散策中、強風を遮るものは何もありません。
散策される方は、天気が良くても強風対策は備えた方がいいでしょう!
尻羽岬散策は自己責任で
最後の最後に。
何にも無いのが魅力の尻羽岬。
100mを越える断崖絶壁ですが、転落防止用の柵なども一切ありません。
途中、帆掛岩を見下ろす場所なども同様です。
散策される方は、自己責任でくれぐれもご注意ください。

























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