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隠れたさくらの名所 住三吉神社 (函館市) 参拝 2022-04-25

8月 17, 2023

住三吉神社(函館市)

住三吉神社は函館市の南側に位置する住吉町の、小高い丘の上に鎮座する小さな神社さんです。

創建された年代はわかりませんが、伝承では鎌倉時代の創祀ともいわれます。

今回は、隠れたさくらの名所ということを聞いて参拝に訪れました。

このページは、2022年4月25日に住三吉神社を参拝した時の記録になります。

住三吉神社 概要

住所〒040-0045
北海道函館市住吉町1番7号
駐車場無人の社務所横に一台分
社務所無人(一の鳥居階段前で左に折れてすぐ)
電話0138-22-2608(住三吉神社)
0138-22-1819(山上大神宮)
例祭日9月17日
旧社格村社
所属北海道神社庁
摂社・末社なし
公式サイトなし
創建詳細不詳 伝承では鎌倉時代の創建とも
問い合わせがある場合は、管理している山上大神宮に電話するのがいいかもしれません。

住三吉神社 鎮座地マップ

住三吉神社のご祭神

ご祭神
上筒之男大神(かみつつのおのおおかみ)
中筒之男大神(なかつつのおのおおかみ)
底筒之男大神(そこつつのおのおおかみ)
息長足姫大神(おきながたらしひめのおおかみ)
大名持大神(おほなもちのおおかみ)
少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
三吉大神(みよしのおおかみ)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)
事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
高御産巣日神(たかみむすひのおおかみ)
神産巣日神(かみむすひのおおかみ)
倭比売命(やまとひめのみこと)

たくさんのご祭神が祀られていますが、何回も合祀が行われてきたことがうかがえます。

各々のご祭神が祀られる神社は、一般的には次のようになります。

住吉神社の総本社 住吉大社のご祭神

  • 上筒之男神
  • 上筒之男神
  • 上筒之男神
  • 息長足姫神

三吉神社の総本社 太平山三吉神社(秋田県)のご祭神

  • 大名持大神
  • 少彦名神
  • 三吉大神

伊勢の神宮のご祭神

  • 天照皇大神
  • 豊受大神

お稲荷さん

  • 倉稲魂神

恵比寿さん

  • 事代主神

古事記の造化三神

  • 天之御中主神
  • 高御産巣日神
  • 神産巣日神

以下、それぞれのご祭神についての概要を記しておきます。

住吉三神(すみよしさんじん)

日本神話の神。伊邪那岐命いざなぎのみことみそぎで生まれた底筒之男神そこつつのおのかみ中筒之男神なかつつのおのかみ上筒之男神うわつつのおのかみ 三神の総称。神功皇后の三韓出征の際、神威を発揮した海の神。全国の住吉神社の総本社 住吉大社のご祭神。
表記:住吉大神など

息長足姫神(おきながたらしひめのかみ)

第14代仲哀天皇の皇后・神功皇后のこと。住吉三神と共に住吉大社のご祭神でこの4柱を合わせて住吉大神と呼ぶことも。
表記:息長帯比売 大帯比売 大足姫 大帯日 など
別名:気長足姫 神功皇后

大名持大神(おおなもちのおおかみ)

出雲大社に祀られ国土開発・経営を行った国造りの神である「大国主神」の別名。北海道を開拓し、社会を築くために欠かせない神様として開拓三神の一柱として祀られる。
表記:大己貴神 大穴牟遅神 大那牟遅神など
別名:八千矛神(やちほこ-)葦原色許男(あしはらのしこを)宇都志国玉神(うつしくにたま-)など多数

少彦名神(すくなひこなのかみ)

大国主神と共に国土を開拓したことから開拓三神の一柱として北海道に祀られた神。温泉の神、医療の神、酒造の神の側面も。

三吉大神(みよしのおおかみ)

秋田県秋田市に鎮座する「太平山三吉神社」のご祭神の一柱。太平の城主・藤原鶴寿丸三吉が神格化した山岳信仰による神。力、勝負、破邪顕正(はじゃけんしょう)を司る。

天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)

日本神話の女神。太陽神。高天原の主宰神。皇室の祖先神。皇大神宮(伊勢神宮内宮)のご祭神。
表記:天照大神 天照大御神 など
別名:大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)など

豊受大神(とようけのおおかみ)

日本神話の神。豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に祀られる豊受大神。天照大神の食事の世話をする神といわれる。
表記:豊受気媛神、登由宇気神、豊岡姫、等由気太神 豊宇気毘目大神など

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

日本神話の神。古事記では天地開闢の際、高天原に一番最初に現れる造化三神の一柱。近世に、天の中央の神ということから北極星の神格化である妙見菩薩と習合する。明治以降の神仏分離で、全国の妙見社や水天宮のご祭神となる。

倉稲魂神(うがのみたまのかみ)

稲に宿る神秘的な精霊の意で、稲の精霊を神格化した神。
稲荷神社のご祭神で古事記に記される宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同神。

事代主神(ことしろぬしのかみ)

日本神話の神。大国主の御子神。えびす神として全国のえびす神社に祀られることもある。
表記:言代主神など
別名:八重事代主神など

高御産巣日神(たかみむすびのかみ)

日本神話の神。古事記で天地開闢の際、高天原に2番目に現れた造化三神の一柱。「産霊(むすひ)」は生産・生成を表し「創造」を神格化した神といわれる。
表記:高皇産霊尊
別名:高木神

神産巣日神(かみむすびのかみ)

日本神話の神。古事記では天地開闢の際、高天原に3番目に現れる造化三神の一柱。「産霊(むすひ)」は生産・生成を表し、創造を神格化した神。古事記では少名毘古那神の父神とされる。
表記:神皇産霊尊 神魂命 など

倭比売命(やまとひめのみこと)

記紀に伝わる古代日本の皇族。第11代垂仁天皇の第四皇女。天照大神を現在の伊勢の神宮に祀ったとされる。斎宮の伝説上の起源とされる。

住三吉神社のご由緒

創立年代未詳。口碑によれば、鎌倉時代とされている。安永年間に再建されている。享和、文化年間の箱館奉行、戸川筑前守安倫・羽太安芸守正養が外冦退散開彊綏北を祈願し、享和3年春に石灯籠を奉納した(昭和9年3月の大火災で破損し僅かに片影を留めている)。明治8年、村社に列せられ、同37年12月に社殿を改築した。昭和9年3月、大火の為に社殿が類焼し三吉神社跡地に仮殿を建立、三吉神社を合併合祀の上で神社跡地に移転、昭和10年5月11日、社名を住三吉神社と改称した。

北海道神社庁のHPから

「住三吉」と書いて「すみよし」と読むちょっと変わった社名は、「住吉神社」と「三吉神社」が合祀したからなんですね・・・?

写真でバーチャル参拝

鳥居をくぐり参道を歩き、手水舎で身を清め拝殿の前で参拝するまでの様子を、写真のスライドショーにまとめました。

全部見ると本当に参拝した気分になれるかも・・・😊

参拝日:2022年4月25日(月曜日)午後5時半頃

着いたのが少し遅く、日が陰っていたのがちょっとだけ残念。

  • 住三吉神社参道
    隠れたさくらの名所といわれる住三吉神社の参道を歩いて鳥居の前まで来ました。
  • 住三吉神社社号標
    鳥居の右手前に社号標。
  • 皇紀2600年の記念碑
    鳥居の左手前には「皇紀2600年記念」の碑。
  • 住三吉神社の神明鳥居
    では一の鳥居の前で軽く一礼してから進みます。
  • 住三吉神社参道の桜並木
    一の鳥居をくぐると桜のトンネル。
  • 参道は桜のトンネル
    二の鳥居までずっと続きます。
  • 住三吉神社二の鳥居と階段
    桜のトンネルが終わり階段を上ります。二の鳥居の前でも軽く一礼して境内に進みます。
  • 住三吉神社拝殿
    二の鳥居をくぐるとすぐ拝殿。想像していたより狭い境内でした。
  • 住三吉神社拝殿の鈴緒と扁額
    拝殿には鈴緒が4本も下がっていました。扁額の文字は左から右へ書く現代様式。
  • 住三吉神社拝殿前
    では二礼二拍手一礼にて参拝します。「御朱印は山上神社にて受け付けます」の張り紙が貼ってありました。

ギャラリー

狛犬

狛犬さんはちょっと変わった風貌でした。

「海底開発」の碑

境内右手の「海底開発」の碑

石碑に「修養団捧誠会」と書かれていたので調べてみると・・・

修養団捧誠会(しゅうようせいほうせいかい)は、東京都豊島区に本部を置く、新宗教のひとつ。

概要
1941年に創始された新宗教で、教団本部は池袋に、聖地が伊豆半島の達磨山、栃木県佐野市に置かれている。新日本宗教団体連合会に加盟している。

ウィキペディアより

なぜこの石碑が住三吉神社の境内に建っているのかはわかりません。

(誰かわかる方がいたら教えてください)

住三吉神社 参道の桜

住三吉神社 御朱印情報

住三吉神社の御朱印は山上神宮の社務所にていただくことができます。

(拝殿の扉にその旨のおことわりが貼られていました。)

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最後に

函館市住吉町の住三吉神社参拝の記録でした。

参道の桜並木はほぼ満開で時期的には最高でした。函館市内の隠れたさくらの名所という称号に間違いがなかったことを確認することができました。

人通りも少なくゆっくり参拝し、さくらも堪能することができました。

ただ、こちらに着いたのが午後5時半頃だったので、境内や参道は暗くなっていたのが少しだけ残念でした。