※ 本ページにはプロモーションが含まれています

花磯諏訪神社(乙部町)参拝 2022-04-24

8月 17, 2023

花磯諏訪神社拝殿

花磯諏訪神社は乙部町花磯に鎮座する無人の神社さんです。

国道229号線にあるしびの岬トンネルの上にあり、トンネルの手前から脇道に入り(旧道なのでしょうか?)鮪の岬公園に隣接しています。

正式な神社名は「諏訪神社」の様ですが、ここでは地名をつけて「花磯諏訪神社」と呼ばせていただきます。

花磯諏訪神社 概要

住所〒043-0232
爾志郡乙部町字花磯3番地
駐車場なし
鮪の岬公園の駐車場を使わせていただきます
社務所無人
電話0139-62-2055(乙部八幡神社)
例祭日9月27日
旧社格村社
所属北海道神社庁
摂社・末社稲荷神社
公式サイトなし
創建元和3年(1617年)(口伝による)
宝永元年(1704年)(松前藩古文書による)

花磯諏訪神社 鎮座地マップ

花磯諏訪神社 ご祭神

ご祭神
建御名方命(たけみなかたのみこと)
天之児屋根命(あめのこやねのみこと)
言代主命(ことしろぬしのみこと)
宇気母智命(うけもちのみこと)

建御名方命(たけみなかたのみこと)

日本神話の神。大国主の御子神。古事記の国譲り神話で建御雷たけみかづち命と対決するも、負けて今の長野県に逃げる。全国諏訪神社の総本社「諏訪大社」のご祭神。
別表記:建御名方神(たけみなかたのかみ)・御名方富命神(みなかたとめのかみ)など

天之児屋根命(あめのこやねのみこと)

日本神話の神であり、古代豪族中臣氏/藤原氏の祖神。天岩戸神話、天孫降臨神話など記紀神話の重要な場面で登場。春日神社の総本社春日大社のご祭神の一柱。
表記:天児屋根命など
別名:春日神など

言代主命(ことしろぬしのみこと)

日本神話の神。大国主の御子神。えびす神として全国のえびす神社に祀られることもある。
表記:事代主神など
別名:八重事代主神など

宇気母智命(うけもちのみこと)

日本神話の女神。日本書紀の食物起源の神話に登場。食物神である宇迦之御魂神と同一視され、稲荷神社に祀られることもある。(「うけ」は食物を意味する)
表記:保食神など

花磯諏訪神社 ご由緒

境内の由緒板から

当諏訪神社は現在の花磯・豊浜
両地域が蚊柱村と呼ばれた昔より村の鎮
守として崇め祀られてきた。
口伝は、その造立を元和三年(一六一七年)と
伝えるが松前藩の古文書には宝永元年
(一七〇四)とある。
祭神は「建御名方命」出雲国に生
まれ大国主命を父に持つこの神様は剛力
無双であったことから、開拓の神として人口に
膾炙し、長野県、諏訪大社に代表されている。
当神社には、このほか「天光屋根命」「宇
気母智命」が合祀されているが、例大祭は
九月二十七日である。
諏訪神社にかかわる縁起としてはご神体
を乗せて寿都方面へ航行中の船舶が台
風により難破、ご神体が鮪の岬に漂着した
のが九月二十七日と、また社殿の南向きは長老
の夢枕にお告げがあってのことと語り継がれているが、
現社殿は明治二十一年の造営で、百年祭
が挙行された昭和六十二年に石畳、社務所
などが整備され現在に至っている。
今、ここに、人々から諏訪さん、諏訪さんと
敬仰され、地域と共に歩み、その発展を見
守り続け、今日なおその歴史を秘めた諏訪神
社の由来の一端を紐とくことの出来たことを
喜びとするものである

平成5年に建てられた由緒板ですが、字がかすれて読みづらい箇所が何カ所かありました。

ネット情報などを頼りに復元してみました。

一行の文字数はバラバラですが、改行の位置は由緒板と同じくしてあります。

写真でバーチャル参拝

鳥居をくぐり参道を歩き、手水舎で身を清め拝殿の前で参拝するまでの様子を、写真のスライドショーにまとめました。

全部見ると本当に参拝した気分になれるかも・・・😊

参拝日:2022年4月24日(日曜日)

お昼前、春の日差しが柔らかく参拝にはもってこいの天気でした。

鮪の岬公園は隠れたさくらの名所としても有名ですが、さくらにはちょっと早い参拝でした。

  • 鮪の岬公園
    鮪の岬トンネルの真上、鮪の岬公園から100mほど北側に鎮座。
  • 花磯諏訪神社一の鳥居
    道路沿いから階段を18段ほど上ると一の鳥居。
  • 花磯諏訪神社社号標
    社号標は道路沿いからは見づらい場所に建ってます。村社の文字(?)が消されています。
  • 花磯諏訪神社一の鳥居
    では、軽く一礼して参道に進みます。
  • 花磯諏訪神社一の鳥居の扁額
    一の鳥居の扁額。少し文字がかすれていました。
  • 花磯諏訪神社二ノ鳥居
    二の鳥居は珍しい木製の両部鳥居。
  • 花磯諏訪神社二の鳥居の扁額
    まだ作られたばかりなのか色合いも含めてとてもきれいな二の鳥居の扁額。
  • 花磯諏訪神社三の鳥居
    三の鳥居。こちらは扁額はありません。参道の両脇には同じ形の灯籠がたくさん並んでいます。
  • 花磯神社四の鳥居
    四の鳥居。100mほどの参道に4基も鳥居が建ち、昔から大事にされてきた神社であることがわかります。
  • 花磯諏訪神社手水舎
    四の鳥居をくぐると左手に手水舎。
  • 花磯諏訪神社の水鉢
    ひしゃくは置いてありますが水は出ませんでした。
  • 花磯諏訪神社拝殿
    手水舎の反対側に入母屋造りの拝殿。神社建築の象徴、千木や鰹木はなくお寺さんのイメージです。
  • 花磯諏訪神社拝殿の扁額と鈴
    前に進んで見上げると立派な扁額。ぶら下がる鈴にも長い歴史を感じることができます。
  • 花磯諏訪神社拝殿
    二礼二拍手一礼で参拝します。
  • 花磯諏訪神社 本殿
    ご本殿にも千木や鰹木はありませんでした。

花磯諏訪神社 写真ギャラリー

狛犬や摂社など境内を写真で散策します。

狛犬

向かって左側に吽形(子取り)、右側に阿形(玉取り)と標準の並び。平成29年(2017年)9月に建立。

その他特徴的な建物

花磯諏訪神社 御朱印情報

華磯諏訪神社の御朱印は、本務社の乙部八幡神社でいただくことができます。

乙部町周辺の観光スポットをさがす

楽天トラベル たびノート

乙部町周辺の宿泊をさがす

楽天トラベル

まとめ

乙部町に鎮座する花磯諏訪神社の参拝記録でした。

鮪の岬公園は知る人ぞ知る、隠れたさくらの名所。

この日はさくらには少し早いなとわかってはいましたが、案の定つぼみの状態の木が多かったですね。

それでも一部の木には花が付いていて、それなりにさくらを楽しむことができました。

機会があれば満開の時期に参拝してみたいですね・・・😊

ちなみに鮪の岬とは

 安山岩の柱状節理で正六角形の岩肌が重なり奇妙な地層を作り出している岬です。岩肌がマグロのウロコのように見えることや岬の形がマグロの背ににていることからこの名前がついたといわれています。

 1972(昭和47)年に北海道天然記念物に指定され、北海道自然百選にも選定されています。

檜山振興局のホームページから引用